原木椎茸の栽培に欠かせないのが椎茸たちが発生する土台となる原木。
今回はその原木について、紹介していきたいと思います!
椎茸の原木には、広葉樹のクヌギ・コナラ・ミズナラなどが最適木と言われており
その中で栽培地域の気候や植生、農家さんの好みによって使用する原木が少しずつ違うと思います。
竹原原木椎茸では主に、クヌギとコナラを使用して原木栽培を行っておりその比率は
クヌギ:コナラ(8:1)ぐらいの割合で使用しています。
伐採地域にクヌギ林が多いということもありますが、個人的に木肌の硬いクヌギから出る椎茸の方が
好みであるということもクヌギが多く使っている理由です。
他にも原木椎茸の栽培には原木の含有水分量も密接に関係しています。
水分が多過ぎれば、雑菌が繁殖しやすく乾燥しすぎていれば椎茸菌がうまく回らないといった問題が出てきます。
そこで紅葉時期に伐採した木をそのまま寝転がしておく工程などを挟み、原木ないの水分量を調整していきます。
原木椎茸栽培に使用する広葉樹は適度に伐採を行うことで、山の保全や景観の維持にもつながります。
里山が減り、人々の営みの中で広葉樹を使用する機会が減った昨今では山と人を繋ぐ作業としての側面も意識しています。
コメント